愛のうた。
ある日の朝、シュンはいつものように金髪で、ごついピアスをつけ女に囲まれている。



シュンの隣には友達の望君がいる。



相沢ノゾム君。赤茶の髪に似合わず性格は温和でこの人もモテる。



シュンとノゾム君が廊下を歩いているだけで女子はハーレム状態だ。



逆に男子はシュン達をさけてるらしい。



男子はシュンやノゾム君が好きではないみたいだ。




理由は自分達が好きな女子が皆シュン・ノゾム君の事を好きだから。




しかもシュンはケンカも強いから逆らえない。




でも何故だか私の言うことは聞くんだよね~



「アハハハッ! それでさ~」



ナナとガールズトークをしながらゲーセンのUFOキャッチャーで遊んでいた。



ガラス越しに辺りを見渡すと、もう暗くなっている。



慌ててケータイで時間を見ようと、鞄から捜して見るが中々、見つからない・・・



「どうしよう・・・ケータイがない!!」



「んっ?・・・あたしのケータイから電話してあげようか??」



「ナナ・・・ありがとう」


ナナにすがりつくような思いで、ナナのケータイから自分のケータイに電話をかける。



~プルルルル


何回かコールするが周りからは着信音は聞こえない。
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