愛のうた。
そのせいで水泳記録会はビリ。


するとシュンが私の頭を撫でる。

「知ってるよ。お前、かなづちだろ?」

「え、あ・・・うん」

「ほら、うきわ貸してやる」


シュンが私に渡したのは、赤ハイビス柄のうきわ。

「シュン、ありがとう!」

笑顔でそう言うとシュンは顔を赤く染める。


「・・・あのさ、その水着・・・-・・・可愛い」


シュンがあまりにも照れていうものだから、
私まで顔が赤くなる。


「あっ、ありがとう////」


私はうきわの上に乗り、海に浮かぶ。

「う~冷たい!」


砂浜と違って海の中は冷たい。

すると、視界が急に回り始めた。


シュンが私が乗ったうきわを回している。


「うわぁ、目が回る~~~~!!」


楽しい海の時間はあっという間に過ぎていった。

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