愛のうた。
夕日が沈むと夕食に時間となり、ホテルでカレーを食べた。


次はキャンプファイヤー。


その前にシャワーを浴びる。

ナナは最初に入ってしまった。

「ユキ、次入る??」

「私は最後でいいよ。ゆっくり入りたいし」

さすが、クールレディ(笑)


「ねぇ、ユキちゃん~」

わざとちゃん付けにする私。


「ん~何?」

ユキはペットボトルの水に口をつける。

「ユキってヨウタの事好きでしょ??」

「ゴホッ、ゴボッ」


むせ始めたユキ。



「な、なんでヨウ?」

ユキ・・・隠したって無駄だよ。


「本当に教えてっ!もう分かってるんだから」

そう言うとユキはうつむいて黙りこんでしまった。


「・・・・・・ユキ??」

なんかマズかったかな?


「好きだよ。」

それは窓の先の海の波に消え入りそうな小さな声だった。


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