愛のうた。
「偽りの恋関係。」 沙知side
林間学校が終わると、学校は夏休みに入る。
ユキとヨウタは順調な様子。
そんな2人の幸せとは裏腹に、私は不安で仕方がなかった。
前よりもシュンとのデートもメールも回数が激減した。
2人で歩いてても無理に笑っている気がする。
はぁ、どうしよう・・・
大丈夫だよね。もっと自分に自信を持たなきゃ。
そして夏休みの最後の日。
私は文房具をそろえるために、町に出た。
今年の夏は猛暑でじりじりと太陽が照りつける。
やっとの思いで文房具店に着くと、適当に文具をカゴに入れ、レジでお金を払う。
店から出ると向かい側の店の前に、見覚えがある人物がいた。
あの黒髪・洋服、あれはシュンだ!
久しぶりのシュンに気持ちが高ぶり、驚かせてやろうと企む。
「・・・えっ、・・・??」
そんな考えは一瞬で消えた。
シュンの隣にはスラッと長い足に、ミニ丈のワンピ。
ミルクティー色の髪はふんわりウェーブが掛っている、モデルのような女の子。
誰だろう?友達?
その子はウィンドウのマネキンの服を指差し、シュンに何かを言っている。
気になって信号を渡り、気づかれないようにそっと近づく。
女の子の顔が視界に入る。
「・・・ハルカ!?」
なんで、ハルカがいるの??
そんなことで頭が一杯になってた時だった。
ハルカとシュンが腕を組む。
「!」
ユキとヨウタは順調な様子。
そんな2人の幸せとは裏腹に、私は不安で仕方がなかった。
前よりもシュンとのデートもメールも回数が激減した。
2人で歩いてても無理に笑っている気がする。
はぁ、どうしよう・・・
大丈夫だよね。もっと自分に自信を持たなきゃ。
そして夏休みの最後の日。
私は文房具をそろえるために、町に出た。
今年の夏は猛暑でじりじりと太陽が照りつける。
やっとの思いで文房具店に着くと、適当に文具をカゴに入れ、レジでお金を払う。
店から出ると向かい側の店の前に、見覚えがある人物がいた。
あの黒髪・洋服、あれはシュンだ!
久しぶりのシュンに気持ちが高ぶり、驚かせてやろうと企む。
「・・・えっ、・・・??」
そんな考えは一瞬で消えた。
シュンの隣にはスラッと長い足に、ミニ丈のワンピ。
ミルクティー色の髪はふんわりウェーブが掛っている、モデルのような女の子。
誰だろう?友達?
その子はウィンドウのマネキンの服を指差し、シュンに何かを言っている。
気になって信号を渡り、気づかれないようにそっと近づく。
女の子の顔が視界に入る。
「・・・ハルカ!?」
なんで、ハルカがいるの??
そんなことで頭が一杯になってた時だった。
ハルカとシュンが腕を組む。
「!」