愛のうた。
「あ~やっと着いた!」


辺りはもう真っ暗だ。


公園の電灯でシュンがベンチに座ってるのが見えた。


「シュ~ン!」


私が大声で呼ぶとシュンが振り返り、こっちに向かってきた。


「よぉ沙知」


「シュン、ケータイありがとう!」


私はシュンからケータイを受け取る。


シュンの顔がなんか赤い。なんでだろう・・・?


「あのさ、なんつーかメアド交換しねぇ?」


「えっ・・・」


えぇぇぇ??


そういえば私、シュンのメアド知らない・・・。


最近ケータイ持ち始めたばかりだし。。。


シュンとは幼馴染だし妹同士も親友だし、交換した方がいいよね。


「うん、いいよ」


シュンは慣れた手つきで早々と赤外線でメアド交換をする。


「よし、コレでOK。てか家前だし、送るよ。」


「・・・えっ、あっ、うん・・・。」


シュンってこんなに大胆だったけ!?


なんかドキドキする。シュンを意識しちゃうよ。


シュンの横顔を見るとやっぱり整っててカッコイイ。


なんなの、、、このモヤモヤした気持ち。


ただの、幼馴染なのに。


「じゃあな、沙知。後でメールするわ」


「うん、ありがと・・・」


こうして2人はメールをしあうようになった。


シュンとのメールは楽しくって、毎日ケータイを開くのが嬉しい。


メールが広がってた2人の距離を縮めてくれた。


私はまだ知らなかった。




恋の意味も、

2人の関係も・・・----
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