愛のうた。
次の朝。

目が覚めると体が重い。目が腫れている。

鏡の前には惨めな姿の私が立っている。


立っているのが精いっぱい。

もう、私の心は壊れかけている。


「別れよう」の一言を言われてないのが全ての望み。

だから立ち止まってなんかいられない。



ー12月24日クリスマスイブー

今日はナナの家でクリスマスパーティ。

メンバーはいつもの6人。もちろんシュンもいる。

数か月前まではシュンがいるだけで楽しかったのに、
今はシュンの傍にいるだけで辛い。


「う~ん、このケーキうっま」

ヨウタがナナママのケーキを大絶賛している。

その鼻先にはケーキのクリームがついている。

ヨウタ、可愛い・・・

私はクスッっと笑った。


「ヨウ~クリームついてるよ~」

「マジ?ユキ、とって!」

ユキはティッシュでクリームをふき取る。


「さんきゅーユキ!!」

ヨウタがユキを抱きしめる。

「ちょ・・・恥かしいよ///」

顔を真っ赤に染めるユキ。


いいな、いいな・・・

2人が羨ましいよ。


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