愛のうた。
楽しい時間が過ぎていき、パーティはお開きの時間になってしまった。
「あ~楽しかったね、沙知。じゃあ、私とヨウはこっちだからバイバイ!」
「うん」
ユキとヨウタは仲良く手を繋ぎ、帰って行った。
振り返ると、シュンは先に進んでいる。
・・・待ってもくれないの?
・・・手すら繋いでもくれないの?
いつもは握ってくれるのに、
私の小さな手をシュンの大きな手が握ってくれるのに、
私なんかといるより、ハルカとメールしてる方が楽しいの?
流れそうな涙を必死にこらえて家に帰った。
次の日、冬休みなのに学校行き。
何故かというと、冬休み前のテストで点数が大幅に下がった人達の補習だから。
「水川。お前はいつも平均点以上だったよな?何故こんなに下がった」
先生が私に問い出す。
多分、原因はシュンとの事だと思う。
授業に身が入らないほどショックだったから。
でもそんな事言えるはずもなく、
「ただの勉強不足です」と答えた。
空いてる席に座ろうとしたら、シュンがいた。
シュンは頭が良いはずなのに。
シュンもテストの点が下がったのかな?
隣を見ると、予想通りハルカが座っていた。
「ねぇ~俊太郎~」
わざとハルカが大きな声を出す。
私は何も抵抗しなかった。
私が抵抗したところで、ただの無駄。
どうせ、私にハルカに勝るものなど1つもないんだから。
授業中、ふと2人を見ると、仲良く会話をしている。
「俊太郎~教えてぇ?」
「お前、さっきまで教えてたのにもう忘れたわけ?バカだなぁ・・・」
「あたしバカじゃないもん!」
ーお前、本当にバカだな
ー私バカじゃないし!
いつかのシュンとの会話に重なる。
嫌なのに、視界に入る。
嫌なのに、声が聞こえる。
どうしてこんなになってしまったの?
いつから歯車は狂いだしたの?
私は一人、唇を噛み締めた。
「ちゃんと覚えたか?休み明けにテストやるから、各自勉強しとくように」
こんなんで覚えられるわけないじゃん。
授業が終わると、真っ先にトイレに駆け込む。
「・・・っなんでぇ・・・・・・なんでよぉ!!」
「あ~楽しかったね、沙知。じゃあ、私とヨウはこっちだからバイバイ!」
「うん」
ユキとヨウタは仲良く手を繋ぎ、帰って行った。
振り返ると、シュンは先に進んでいる。
・・・待ってもくれないの?
・・・手すら繋いでもくれないの?
いつもは握ってくれるのに、
私の小さな手をシュンの大きな手が握ってくれるのに、
私なんかといるより、ハルカとメールしてる方が楽しいの?
流れそうな涙を必死にこらえて家に帰った。
次の日、冬休みなのに学校行き。
何故かというと、冬休み前のテストで点数が大幅に下がった人達の補習だから。
「水川。お前はいつも平均点以上だったよな?何故こんなに下がった」
先生が私に問い出す。
多分、原因はシュンとの事だと思う。
授業に身が入らないほどショックだったから。
でもそんな事言えるはずもなく、
「ただの勉強不足です」と答えた。
空いてる席に座ろうとしたら、シュンがいた。
シュンは頭が良いはずなのに。
シュンもテストの点が下がったのかな?
隣を見ると、予想通りハルカが座っていた。
「ねぇ~俊太郎~」
わざとハルカが大きな声を出す。
私は何も抵抗しなかった。
私が抵抗したところで、ただの無駄。
どうせ、私にハルカに勝るものなど1つもないんだから。
授業中、ふと2人を見ると、仲良く会話をしている。
「俊太郎~教えてぇ?」
「お前、さっきまで教えてたのにもう忘れたわけ?バカだなぁ・・・」
「あたしバカじゃないもん!」
ーお前、本当にバカだな
ー私バカじゃないし!
いつかのシュンとの会話に重なる。
嫌なのに、視界に入る。
嫌なのに、声が聞こえる。
どうしてこんなになってしまったの?
いつから歯車は狂いだしたの?
私は一人、唇を噛み締めた。
「ちゃんと覚えたか?休み明けにテストやるから、各自勉強しとくように」
こんなんで覚えられるわけないじゃん。
授業が終わると、真っ先にトイレに駆け込む。
「・・・っなんでぇ・・・・・・なんでよぉ!!」