愛のうた。
「サヨナラという名の選択。」 シュンside
廊下で泣いている沙知を見て、何も声をかけてやる事が出来なかった。
洋介のメアド事件の時に“絶対に泣かせない”って決めたのに。
そんな大切なキミを自分が傷つけてしまった。
「沙知、ごめん・・・」
次の朝。
俺は制服に袖を通す。
そしてゆるくネクタイを締める。
部屋に光を入れるためにカーテンを開けるが向かい側の沙知の部屋は、カーテンが閉めきったままだ。
「おはよう」教室に入って席に座る。
「シュンはよっ!」
俺の異変に気付きながらも普通に接してくれるノゾムは本当に良い奴だ。
少し遅れて沙知・ナナ・ユキが教室に入ってきた。
一瞬、沙知と目が合ったがすぐにそらされた。
当たり前だよな。
あんな事したんだから。
でも、嫌だ。
沙知の笑顔が見たいんだ。
バカだよ俺・・・
「お前、沙知とどうしたんだよ」
ヨウタの低い声が耳に届く。
「別に?」
「別にってないだろっ・・・!沙知、いつも無理して笑ってて、俺もノゾムも皆お前の事心配してんだよ。話してくれよ・・・ダチだろ?」
「ヨウタ、やめろ。シュンだってきっと言えない何かがあるんだよ。落ち着けって」
ノゾムが興奮して立ちあがったヨウタを落ち着かせる。
ノゾム、ヨウタ・・・悪い。
騒ぎに気付いたナナとユキがこっちに向かってきた。
洋介のメアド事件の時に“絶対に泣かせない”って決めたのに。
そんな大切なキミを自分が傷つけてしまった。
「沙知、ごめん・・・」
次の朝。
俺は制服に袖を通す。
そしてゆるくネクタイを締める。
部屋に光を入れるためにカーテンを開けるが向かい側の沙知の部屋は、カーテンが閉めきったままだ。
「おはよう」教室に入って席に座る。
「シュンはよっ!」
俺の異変に気付きながらも普通に接してくれるノゾムは本当に良い奴だ。
少し遅れて沙知・ナナ・ユキが教室に入ってきた。
一瞬、沙知と目が合ったがすぐにそらされた。
当たり前だよな。
あんな事したんだから。
でも、嫌だ。
沙知の笑顔が見たいんだ。
バカだよ俺・・・
「お前、沙知とどうしたんだよ」
ヨウタの低い声が耳に届く。
「別に?」
「別にってないだろっ・・・!沙知、いつも無理して笑ってて、俺もノゾムも皆お前の事心配してんだよ。話してくれよ・・・ダチだろ?」
「ヨウタ、やめろ。シュンだってきっと言えない何かがあるんだよ。落ち着けって」
ノゾムが興奮して立ちあがったヨウタを落ち着かせる。
ノゾム、ヨウタ・・・悪い。
騒ぎに気付いたナナとユキがこっちに向かってきた。