愛のうた。
私を思ってる事を全て言葉にした。

自分が変わろうとすればシュンが戻ってくれると思った。

泣いて引きとめればシュンが戻ってくれるとバカな事を考えながら。


「シュン!ねぇ別れるなんて嘘だよね?そうだよね?」

「・・・ごめん。俺は沙知に耐えられない。お前が嫌いなんだ」


私を、・・・嫌い?

耐えられない?


好きって言ったのはシュンじゃない!!

ずっと一緒にいようなって言ったのはシュンじゃない!!


「俺、もう帰るから」

「ちょ・・・っシュン!!」


私はシュンの腕を掴む。

だが、思いっきり振りはらわれて・・・


「しつけんだよ!!いい加減諦めろよ!!そうゆうとこがウザイんだよ!!」


・・・!


シュンの暴言を体全身に浴びて、私はその場に崩れ落ちた。

しつこい?

うざい?


シュンは優しいはずなのに、なんでそんな事言うの??



ひどい、ひどい、ひどい!!!!!!!!





「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・っ!!」


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