志緒少々
ケータイ小説を書く者としては少数派かもしれませんが、
私は完璧な登場人物が書けません。
顔も頭も性格も良くて、お金持ちで、
主人公ただ一人だけを愛す王子様。
私はそんな男性に憧れて、
幾度となくそんなメンズがお相手の小説を書こうと奮闘しました。
……が、ダメでした。
全然話が作れない!
なぜ?
私はとうとう王子様に見捨てられてしまったのか?
自作の王子と睨み合い、
いがみ合い、
タイマンを張る勢いでキーボードを打ち。
そこだ、必殺志緒パーンチ!
(Enterボタンを強めにタン!)
ダメでした。
バイバイキンしたのは私の方でした。