志緒少々

自宅を出発した時は、雨は降ってませんでした。

ちょっと風が強いね、と思うくらいでした。

さて、これから中央道だ。

インター前のコンビニでお菓子も買ったし飲み物も買ったし。

富士山見えなくてもレッツゴー!

そんなノリで発車した、その時でした。

「ねえ」

眉間にしわを寄せる相方。

何よこれからって時に、と思う志緒。

「あれ」

相方が指を指したその先には、

衝撃の文字が。



「強風のため通行止め」



神様に見放されたと思いました。

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