志緒少々
通行止めなんかに負けてたまるか。
道は1本ではないんだぜ!
我々は下道で向かうことに決めました。
しばらく走ると雨が降って来ました。
最初はパラパラと。
次第に激しく、ザーザーと。
それがいつしかバチバチと。
雨風に晒される坂井家の愛車。
私たちを守ってくれています。
高速が通行止めのため、下道は大混雑。
田舎道だもんね。
斜線は1つか、多くて2つです。
それでも何とか神奈川を抜けて、いざ山梨へ。
……入った途端、私たちは絶望の縁に立たされるのです。