志緒少々

自分のこだわりは残しつつ依頼に沿って直していく作業は、

小説が洗練されていく感覚を肌で実感しました。

中でも一番時間をかけたのは、色っぽいシーンです。

個人的にエロ感を出したりするのは苦手なのですが、

(だってなんだか恥ずかしいし)

その部分はガッツリ修正依頼が来ていました。

「もっと感じている様子を表現してください」

という言葉を添えて、

「あっ……ッ!」

とか

「んっ……!」

みたいな喘ぎ声が追加されていました。

迷いました。

かなり躊躇しました。

言葉でいくらか表現することはあった、ラブシーン。

今までで最もクリーン(?)なイメージで書き上げた主人公に、

こんな声出させていいの?

< 341 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop