志緒少々
自分のこだわりは残しつつ依頼に沿って直していく作業は、
小説が洗練されていく感覚を肌で実感しました。
中でも一番時間をかけたのは、色っぽいシーンです。
個人的にエロ感を出したりするのは苦手なのですが、
(だってなんだか恥ずかしいし)
その部分はガッツリ修正依頼が来ていました。
「もっと感じている様子を表現してください」
という言葉を添えて、
「あっ……ッ!」
とか
「んっ……!」
みたいな喘ぎ声が追加されていました。
迷いました。
かなり躊躇しました。
言葉でいくらか表現することはあった、ラブシーン。
今までで最もクリーン(?)なイメージで書き上げた主人公に、
こんな声出させていいの?