志緒少々
「ワードローブ」という言葉をご存知でしょうか。
私はファッション雑誌なんかでなんとなーく目にしていたくらいで、
はっきりと意味を理解していませんでした。
この言葉、どうやら元々は「衣装部屋」とか「衣装棚」という意味で、
それから派生して、「個人が持つ衣装」を指すようです。
この言葉を調べるきっかけになったのは、かのベストセラー書籍、
「フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣」
(ジェニファー・L・スコット著/神崎朗子訳/大和書房)
を拝読したことでした。
この本はアメリカ人女性がパリに留学した際に受けたカルチャーショックについて書かれているエッセイであって、
決してパリジェンヌのファッションについてまとめた本ではありません。
内容は食や生き方にまで及びます。
日本人の興味を引きやすいようにこの邦題がついたのだと思いますが、
やっぱりこう思って気になってしまいませんか?
「“10着しか”って、無理じゃね?」