シアワセの意味

私は…まだ…好き…なんだ。

隼人くんはきっと、私なんてもうただの元カノ…
なんだろうけど。

それでもいい。

こうして、友達でいれるだけでも幸せだから。


そして、それぞれクラスへ向かう私たち。

ちなみに、私と光介くんと智菜ちゃんが3組。
隼人くんと美優ちゃんが4組。
舞ちゃんと咲菜ちゃんが5組。
健人くんは6組で、1人だからかなりテンション下がってた。

1組から4組は4階で、5組から8組は3階だから
舞ちゃんたちとはちょっと遠くなっちゃうんだ。


「いやあ!俺たちはクラス一緒で良かったよな!」

「健人くん、可哀想…」


ほんとに心配。

健人くん、友達は出来るだろうし中等部のときとメンバー
あんまり変わらないから大丈夫だと思うけど…、ちょっと
気性が荒いからな…。


「まあ、健人どんまいだね、うん!」

「美優軽いな~。仮にも双子の姉なんだからちょっとは
心配してやれよ~」

「おい、光介!仮にもとか言うなし!私と健人は立派な
双子!」

「性格、全然ちげぇし!ま、チャラくて軽くてヤンキーな
とこはさすがって感じだけどな!」


…光介くん…、言い過ぎ。



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