シアワセの意味
□: 2

高1になって1ヶ月。

咲菜ちゃんと海斗くんの壁はなくせないまま。

というより、海斗くんは私達とはちょっと距離を
置いているみたい。

私達とは、というより咲菜ちゃんとかもしれない。

同じクラスだからか分からないけど、隼人くんとは
仲良くしているみたい。


「あーあ。今日もだりぃなあ」

「光介、いっつもダルいダルい言ってんね」

「うっせーよ、智菜…じゃなくて貧乳」

「ああ!?だから、それは禁句!」


ほんとに光介くんは…あれ?隼人くん…と、美優ちゃんと
健人くん?

ふと、ドアの方を見るとその3人がいた。

何か凄い深刻そうな顔してるけど…どうしたんだろ。

健人くん、階が違うのに何でわざわざ?

私がずっと見ていると、隼人くん達は教室に入り私達の
とこまで歩いてきた。


「あれ?3人揃ってどうしたんだよ」

「…桜木海斗のことなんだけど」


隼人くんがそう言うと、一気に重い空気に。


「咲菜と…何かあったのか?」

「いや、それとはまた別のこと」


また別?海斗くん、まだ、何かあるの?


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