夏の1日
宏人はいきなりのアタシの発言に、
「こいつ、マジで何したいの?」
とでも言いたそうに、ため息をつきアタシを見る。
…まぁ、そりゃそうだよね。
ちゃんと冷静になって考えてみれば、そう言う反応が正しいよね。
だって、今まで会話してなかったのに、いきなり怒鳴られたら誰でもビックリするよね。
アタシが悪いのは誰がみても明白だ、アタシが謝らないといけないよね。
「ゴメン…」
それだけ言うと、アタシは宏人の方に背を向け、体育座りをした…
「いきなりなんだよ?」
「俺なんかした?」