彼が残した物

電話

愛羅と教室に帰り、適当に中学のオリエンテーションを聞いて、部活の紹介を聞いて、その日は下校。

「じゃあね、漓罹華。また明日ぁ。」

「ぅん、バイバイ。」

愛羅と別れ、そのまま2組へ。

私と愛羅と家が正反対だから、2組の古島 夏輝(ふるしま なつき)と登下校している。

「夏輝っ!!」

「ぁ、りり。」

夏輝は私のことをずっとりりと呼んでいる。

「帰ろう☆」

「いいよ。ぁ、今日、友達になった佐山 穂乃華(さやま ほのか)も家が近くなんだ。一緒にいい??」

「全然ぉk☆」

「穂乃華ーっ!!帰るよぉ」

「あ、夏輝。ぉk。今行くね。」

そう言って走ってきたのが穂乃華さんだろう。

きれいな癖がついたショートが特徴的な子だ。

「私、佐山穂乃華。よろしくね。花園さん。」

「ぁ、よろしくお願いします。」

「さ、帰ろう??」

「うん。」

そう言って私達3人は校舎を出た。
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