彼が残した物
「あのね・・・。そのぉ・・・。」

『ん??』

「なんか、2年前?くらいに神君、彼女さんができたって言ってたよね??」

『うん。まぁな。』

「その彼女さんとは今でも幸せに過ごしてるの??」

・・・。

とうとう言ってしまった。

『幸せだっ!!』って笑ってくれる??

『もう終わってる・・・。』って悲しむ??

私はどっちを望んでる??

何も分からない。



『終わったんだ。』


神君が発した言葉は冷たい言葉だった。

「そう・・・。なんだ・・・。」

『うん。漓罹華は俺が別れたって言ってどう思った??軽い男だと思った??』

「そんなことないっ!!!!!」

『そっか。ならよかった。聞きたいことってそれだけか??』

「う・・・ん。」

『なら俺からも1つ。」

「なに??」

『今、漓罹華はどっちを望んだ??』

「へ??」

『だから、俺が別れたって言うか、幸せだっていうかってこと。』

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