彼が残した物

・・・。

何・・・あれ。
遠くからはたくさんの女の子が羅衆院君めがけて走ってきてる。


「ねぇ。1つお願いしてもいい??」

急に羅衆院が話したからびっくりした。

「何??」
「俺の彼女のふりしてくない??」

は・・・??

よしっ!!
こーゆー時ゎ愛羅に助けてもらおうっ!!

・・・そう思って横を見たけどそこには愛羅はいなくて、

ふと視界に入った愛羅は佐上たちと喧嘩をしてて、先生たちに取り押さえられてた。

あーぁ・・・。

「悠さまっ!!!!♡」

気がつくとあの女の子たちはもう羅衆院君の周りにいた。

すごいなぁ。

「あのさぁっ!!俺はなぁ、もう君たちと構いたくないっ!!」

羅衆院君が急に怒鳴った。


「悠さ、ま??どうして??」
「私達は悠さまとおしゃべりがしたいだけなのに・・・」

周りの女の子たちが半泣きになって羅衆院君に声をかける。

「ごめんね。俺には彼女ができた。」

はぃ??
それってまさか・・・。

「誰ですの?悠さま。この学校に入学された方ですか??」


一番上品っぽい見た目の女の子が優しく羅衆院君に聞いた。

「うん、この学校に入学したよ。それも俺と同じクラス。君たちの後ろにいる、花園漓罹華だ。」

やっぱり、本気で私に彼女のふりをさせるんだ。

「そうですか・・・。とっても悲しいですが、悠さまの幸せのためなら仕方がございませんね。それに、花園様というお方もとてもきれいなお方ですし。私どもが入れる世界ではございませんわ。でゎ、失礼いたします。皆様も教室に行きましょう。

「さよなら、悠さま。」

「ゆ、う・・・さまぁ。」

上品の女の子が周りの女の子を引き連れて校舎に入って行った。

中には泣いてる子までいた。


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