龍桜~双子の最強暴走族~
ーーーん。
「こ…ここは?私は…確か…」

「麗華。目覚めたか…ここは病院。」

「ん。はっ!あいつは?!あいつはどこだ!」

「あいつは今きゅうきゅうちりょうしつにいる。麗華がやらかしたからな。」

「ごっごめん…わたし。」

「いや。ありがとな?麗華がしてくれなかったら俺がするところだった。」

ーがらっ!ー
ピシャッ

『『『『『麗華!!!???』』』』』

「あっみんな…ごめんなさい。私…」
追い出される…
私は本気でそうおもった…

ところが…

『大丈夫か?!怪我してないか?!』

『お母さんをたよっていいのよ?あなたのお母さんは私なの!あのひとじゃないわ!』

『『俺の大事な大事な麗華(ちゃん)!俺らがあいつら殺してあげようか!?』』

『麗華ー大丈夫ー?私もうしにそうだったんだよー!!無事で良かった!』

みんな…

「私のこと…追い出したり…しないの?」
『するわけがないじゃないか!お前と蓮は俺たちの大事な子供だよ!』

そんな……ここにいて…いい?

「ふっふぇー…ごめんなさぁいー…私…なんてこと。ふっ…したのぉー」

『そんなたいしたことしてないよね?』

『俺らなんか何人もやってるしな!』

『そゆことを言うな。お前らと違って麗華と蓮はまともな人間なんだ。』

まともな人間?わたしが?

「わたしなんて……真面な人間なんかじゃない。。。、ひとを殺しかけたんだもん」

『麗華。そうだと思ったらお前はお前らしく生きなさい。それが何よりもの罪滅ぼしだ!誰かを傷つける喧嘩じゃなく誰かのため、人を守るための喧嘩にしなさい!』

「はい!わかりました!お父さん!」
私は泣きながら答えた。


それから私は前よりずっとずっと心も強くなった気がする。
いや。強くなったのかもしれないね。
照れ臭くてお父さんなんていえないけど。今の自分になったのはきっとお父さんのおかげ、






ありがとう。
けれどまだ私たちはあいつから解放されたわけでわない。
いつ襲ってくるかわからない。
怖い
けど
蓮がいるから私は大丈夫!
私と蓮はいつもくらい闇をかかえている。
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