私と君の秘密の恋


そんな風に考えてくれてたんだ…


「鈴?直人くんはどんな人だい?」


「ちょっと、いやかなりドSで変態だけど…とても、芯の優しくて暖かい人…一緒にいたら私まで暖かくなって、私に安らぎを与えてくれる…そんな人だよ…」


「そうか…よかったよ…」


よかった?


「やはり、私の娘だからな…嫌いな相手と無理に結婚させるつもりはさらさらなかった。けど、そこまで言える人なんだったら…安心だな。」


「お父さん…ありがとう。」


「おいおい…よしてくれよ…さぁ!!行くぞ?」


「う、うん!!」


私たちは教会の扉を開けた。


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