クリスマスの夜(短編)
「泣いてるお前を見たくなかった。
俺が死んだ日から…お前は笑わなくなった。」
「私が…」
「毎日泣いて、飯も食わずに。」
「だから忘れさせてやりたくて。
笑ってほしかった。俺がいたとき見たいに…心から。」
「和…」
「でも現実…辛いんだよな。
お前のそばにいても気づかねぇし…
忘れてるし。」
「ごめんね…。ずっと引っかかってた。心の中…」
「俺がしたから仕方ないんだよ。大丈夫だって。」
「会いたかった…。おいて行かれたあの日から…」