だから、笑わないで。
メールをみた俺は思わずため息をついた。
美亜にまで気を使わせてしまった。
俺はメールではなく、美亜に電話をする。
プルルル…
『…ふぁい』
四コールくらいめで電話に出た美亜はたぶん寝起きだ。
「……美亜?」
『………え、レン?』
「…―そうだよ、今日はごめん」
『なんでレンが謝るの?わるいのはあたしじゃん!』
「俺、美亜のこと好きになるからね」
『え?』
「憂のこと、忘れてみせる」
『ふふ…っ、むりだと思うけど嬉しいっ。また明日ね』
「え?う、うん。またあした。おやすみ美亜」
『おやすみレン』
俺は電話を切った。
携帯を放り投げる。
メールが届いたけど確認するきにもなれずに天井を仰いだ。