だから、笑わないで。
てわけで久々出た体育。
ウジャウジャ動く人。
俺の顔は死んでるだろう。
「リーン!いくぞ!」
「………アイリ…」
なにかとちょっかいかけてくる宮城アイリ。
女みたいな名前だって気にしてるらしい。
そんなこと言ったらリンとかカリンも女っぽいと思う。
50メートル、2000メートル、ハンドボール投げ、腹筋、腕立て…
様々なテストをこなす。
「おっまえ体育出てないくせになんでぜんぶAランクなんだよ…」
「え?Aランクとかってどこでわかるの?」
「ホラ!ここ!」
「…………ほんとだ…」
俺って運動神経よかったんだ。
悪いとは思ってなかったけど…
中学ほとんど体育でてなかったからわかんなかった。
「………なんか嬉しいな…」
「は?なにいってんの?次いくぞー」
記入しおわった紙をもってつぎのテストをうけにいく。
すべておわったころにはヘトヘトだった。