だから、笑わないで。



次の日、朝早くに目覚めたのはリンだった。
きのうの記憶が途中からない。
頭がガンガン割れるように痛かった。


リンは旅館の人に訳を話して薬をもらい、飲んでからシャワーを浴びた。
シャワーを浴びて出ると、みんな起きてきた。



「………んー……」
「……うあー……」
「……………ん」
「おはよ」
「……………あ、リンおはよ」
「レンおはよ」



朝ごはんを食べ、観光をすることにした。
パワースポットやお寺、買い物などをし、旅館に戻った。


それから旅館をチェックアウトし、あとにした。



「たのしかったな~」
「うんっ!」
「また来ましょうね」


そういいながら電車に乗り込む。
レンと憂はお寺で買った、縁結びのお守りをバッグにつけていた。



「…………ソレ……」
「……お、コレ?気付いたかリン~コレは縁結びのお守り!」



誇らしげにいい、バッグの中にしまった。





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