だから、笑わないで。




「…ごめんごめんごめん!!」




今さら泣いてもどうにもならないのに。
俺は泣きじゃくった。
みんなの想いがつらかった。




リンが素直に俺にいってくれたほうがまだマシだった。
リンの思いがかなしい。





ごめんな…リン





お前は、ずっと抱えていたんだよな。
誰にも言えなくて言えなくて、苦しんだんだな。












俺はその日誰にも言わずにこっそり早退した。
そして思いで巡りをした。









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