だから、笑わないで。
一限目は体育だ。
朝のホームルームが終わると、みんな更衣室に移動し出す。
「リンー!お前たいくどーすんのー!」
「……サボる。ごめん」
それだけ言うと、教室を出て、屋上へ向かった。
屋上はポカポカしていて気持ちよかったので、しばらく眠ることにした。
ベンチに横たわって目をつむる。
そのまま闇へとおちていった。
……………………
………………………
…………………………
「………ん…」
しばらくして、目が覚めた。
何時かを確かめるため、ポケットから携帯を取り出すと、30分しか立っていなかった。
喉の乾きを覚えた俺は、喉を潤すため、屋上を出て自動販売機へ向かった。