だから、笑わないで。



一限目は体育だ。
朝のホームルームが終わると、みんな更衣室に移動し出す。


「リンー!お前たいくどーすんのー!」
「……サボる。ごめん」


それだけ言うと、教室を出て、屋上へ向かった。


屋上はポカポカしていて気持ちよかったので、しばらく眠ることにした。


ベンチに横たわって目をつむる。
そのまま闇へとおちていった。



……………………

………………………



…………………………





「………ん…」



しばらくして、目が覚めた。
何時かを確かめるため、ポケットから携帯を取り出すと、30分しか立っていなかった。


喉の乾きを覚えた俺は、喉を潤すため、屋上を出て自動販売機へ向かった。





< 8 / 194 >

この作品をシェア

pagetop