そして優しい~番外編~
ドキン!
えっ、えっ、えっ?
私が恋愛初心者だから?
先輩の今のセリフ……私の都合が良いように聞こえてしまう。
それに、頭の上の温もり、すぐ目の前の先輩の優しい眼差しだけで……私は心身共に溶けて無くなってしまいそうだった。
この場でフラれる覚悟をして、今日は告白したけど……。
もう少しだけ、あと1ヶ月だけ……このよく分からない温かい余韻に浸っていたい。
1ヶ月後の事は、今は考えないようにしよう。
うん、そうしよう。
≪真実編・Fin≫