君が恋に落ちるまで。
途絶えた意識の中で、
あたしは長い夢の続きを
探していた。
伸ばした手を掴んで、
優しく包んでくれるのは
誰なんだろう。
淡いピンク色だった初恋が
真っ黒に変わった瞬間、
あれは本当に黒だったのか、
判断するのは自分自身。
夢の続きを描くのも、
その夢を終わらせるのも、
自分しかいない。
淡いピンク色の夢は
ただの夢じゃ終わらない。
──────────終わらせたくない。
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