【短篇】鬼ごっこ
ショウセイは、一歩、孝平に近づいた。


「さあ。罪を償いましょうか??ふふっ。」


「なっ…嫌っ…だっ!!あんな…あんな所へは…!!俺は入りたくないんだあああ!!」


孝平は、叫んだ。


ショウセイは目を丸くして驚いている。


「ああ…そうですね。あなたのような人間ならあの場所がどんな場所なのかご存知ですよね。
更正といいながら―…。」

ショウセイは、また一歩近づいてくる。


「しかし、ご安心下さい。貴方はまだ…イかせまんよ…。」


孝平には、意味がわからない。


孝平は、ずるずるとその身を引きずりショウセイから距離をとった。
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