天国のクリスマス(短編)
「私のこと…知ってた?」
「あぁ。
お前が一年前…ここに来た時な。一目惚れってやつ。」
「うそ…」
「本当。
でもその時は…あいつと幸せそうにしてたから、
俺が入るスキはないって思った。」
「でも最近…
お前が笑ってるところを見てない。
だからほっとけなくなった。」
「剛太さん…」
「俺じゃだめか…?
俺が友架を幸せにしたいんだ。」
今…
そんなこと言われたら…
甘えたくなるのに…。