地味なあの子は鬼狩り少女2 〜千年霊樹の後継者〜
しかも不幸な事に、あたしと帰る方面が同じ人は誰もおらず。
「変な人が出てきたらっ……逆にやり返してやる…っ!!」
あたしは、一人ぼっちの淋しさを抱えながら家へと急いでる。
今さらながら、暗いって怖い。
一人だと特に、孤独感が増幅してしまうから。
幽霊やら亡霊やらは、家で見てるから全然怖くないんだけどな。
コツッ、コツッ……
自分のサンダルがたてる音にすら少し怯えてる。