地味なあの子は鬼狩り少女2 〜千年霊樹の後継者〜



夜の闇を引き裂く声と共に、

強大な力を持った霊力の刃が4段階目の鬼へ飛び、

そして、いともあっさりと

鬼を切り刻んだ。


「っ!?」

『ギャアァァァアアア!!!!』


闇をつんざく恐ろしい悲鳴に、

つい身体をすくませる。

けれど、それも一瞬の事で。


『アアァ……ァ………』


次にあたしが目を開けた時には、鬼は虚空へと四散していた。



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