地味なあの子は鬼狩り少女2 〜千年霊樹の後継者〜



抑えていた霊力と感情を完全に解放し、

結界の破れた場所へと向かう。

『早く修復しなきゃ!!』

と思いながら走って………




「――――ぇ?」




破れた結界の前にたどり着いた私が見たモノは、


【―――…クク、来タカ】


四段階目の鬼が一匹。

……………ただしそれは、


「……誰ですか」

普通の『鬼』ではなかった。



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