地味なあの子は鬼狩り少女2 〜千年霊樹の後継者〜
すでに『芯』となる準備は整ってるみたいで、体中から温かい霊力が溢れている。
「なんでこんな所に……?」
芯は、霊樹の側にいなきゃいけないはずなのに!!
驚くあたしに、兄さんは当たり前のように一言。
『俺の守りたい奴らが追い詰められてる時に、
駆け付けられないようなアニキで居たくねーんだよ』
そして、ニヤリと笑う。
『しかも、琥珀は勇気と足が前に出せてねぇみてぇだし?』
「ぅぐ……っ!!」