地味なあの子は鬼狩り少女2 〜千年霊樹の後継者〜



「お間違えの無きように」

「は?」

「……っ!!いえ、なんでも!!」

私は慌てて首を振ると、目の前の湯呑みを見つめた。

猫舌だからすぐに飲めないけど、冷めるまで待とう。

と思った瞬間――


「では、説明しますね」


蓮さんが静かに口を開いた。

「……お願いします」

私が頭を下げると、蓮さんは静かに依頼の話を始めた。



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