不思議の国のアリス



じゃあ、左がリクで右がウミ....。


「嘘をつくな。アリス、右がリクで左がウミだ。」


双子を睨んで私に微笑むセイヤさん。


「お茶の準備が出来たよ。」


そんな私たちの間に可愛らしい声が響く。


この声は...


「レン似の子!!」


「っ!!」


私が急に叫んだのでびっくりしているレン似の子。


「こいつはレンと双子なんだ。」


セイヤさんは優しく微笑みながら私に説明してくれる。


紳士だね、うん。


「僕の名前はウサギのリン。よろしくね。」


そう言ってふわっと笑うリン。


可愛い。

レンのように邪気を感じない。



< 18 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop