不思議の国のアリス
じゃあ、左がリクで右がウミ....。
「嘘をつくな。アリス、右がリクで左がウミだ。」
双子を睨んで私に微笑むセイヤさん。
「お茶の準備が出来たよ。」
そんな私たちの間に可愛らしい声が響く。
この声は...
「レン似の子!!」
「っ!!」
私が急に叫んだのでびっくりしているレン似の子。
「こいつはレンと双子なんだ。」
セイヤさんは優しく微笑みながら私に説明してくれる。
紳士だね、うん。
「僕の名前はウサギのリン。よろしくね。」
そう言ってふわっと笑うリン。
可愛い。
レンのように邪気を感じない。