桜姫
Side梓菜
夜、嫌な夢を見て目が覚めた…。
泣きながら寝ていたようだ…。
ん?
なんか苦しい……。
「ゴホゴホッハァハァ
ゴホゴホゼエゼエゴホゴホッ」
咳止まんない。
誰か助けて……。
私の咳に気づいたのか
弘毅達が入ってきた。
弘毅『梓菜、大丈夫か?』
「ゴホゴホッ息ゴホゴホ
できゼエゼエゴホゴホないゴホッ」
翔太『梓菜、大丈夫ですよ〜。』
梓菜「ゴホッたすゴホゴホけて
ゼエゼエゴホゴホッ」
助けて………。
晶『梓菜、薬だよ。
すぐ楽になるからね。』
でも…………。
なかなか治まらなかった。治まるまでに
1時間以上かかっちゃった……。
弘毅は私の背中をずっとさすっている。
また迷惑かけちゃったな