タカラモノ
それから15分位して式は終わった。
「ふ~。つかれたぁ~。」
「お疲れ様。」
「うん。……ってだれ!?」
伸びをしていた自分の体を起こし声がするほうを見た。
その人は道明学院の制服をほどよく着崩し
茶色の髪に茶色の目の容姿だけでいったらモテるタイプの男の子だった。
「どちらさま?」
「ん? おれ?俺は遠藤 舜。」
「舜くん?」
「大久保 夏実  だろ?」
「え、はい。」
誰だ?まったく知らんぞ?遠藤?えんどう?…遠藤?
「もしかして、遠藤商業の御曹司さん??」
「すっげー。よくわかったね。」
えぇえぇえぇええ!!何気にすごい人でした。
遠藤商業とは広範囲で接客業を交わす商業界のトップです。


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