引っ込み思案な恋心。-3rd~final~

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それから1時間ほどかけて新幹線の駅に着き、新幹線に乗り換えた。





そしてようやく新大阪駅に着いた時には昼過ぎになっていた。





大阪の観光名所をみんなでゾロゾロと一通り回って、日が傾き始めた頃、1泊目を過ごすホテルに到着した。






「はぁ〜〜〜。やっと休憩できるねぇ。先生達ノンストップで観光予定入れてるから、マジで疲れたし」






ホテルの指定された部屋に入って、西田さんが一番に奥のベッドに向かってダイブした。





間山さんも西田さんの隣のベッドに荷物を置いて腰掛ける。






…そう。



ホテルの部屋割は1泊目から3泊目までずっと、班に一部屋ずつ。





つまり私は、西田さんと間山さんと蘇我さんと一緒に寝ることになる。






「ねえねえ。1時間くらい休憩あるじゃん?1階にお土産置いてあったから見に行こうよー」



「あっ、いーね。イルカも行くでしょ?杉田さんは?どーせなら一緒に行こうよ」



「え?私は……」





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