引っ込み思案な恋心。-3rd~final~

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「何で柚まで正座してんだよ?」



「だって、拓だけ怒られてるの、見てられないもん」



「せっかくかばったのに…、何やってんだよ……」






2時間後。



私はホテルの廊下で拓と揃って正座をしていた。





もちろん、班行動してなくて怒られたから。






拓は先生達に、私と二人で行動してたことは言わなかったらしいけど、やっぱり私の気が収まらなくて、自ら『正座をしたい』と申し出た。





もちろん、いつも真面目に行動していた私を知っている先生達は「?」って顔をしてたけど、私が無理矢理押し切った感じだった。






「ところで柚、蘇我のフォローちゃんとできたんだろうな?一人にしといて大丈夫か?」



「今は手当てしてくれた保健の先生とそのまま一緒にいるだろうから、大丈夫。カウンセリングもしてみるって先生言ってたし」



「西田と間山は?」



「今は担任の先生に話を聞かれてるところだと思う。私も一応、蘇我さんから聞いた話はさっき先生に話してきたところなんだけど…」





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