引っ込み思案な恋心。-3rd~final~
「柚、大丈夫か?」
「あいたたた…。拓より短い時間しか座ってないのに、しびれちゃったみたい…」
「ゆっくりでいーから」
ああ、足がものすごくジンジンする…。
拓、よく武田先生に怒られてるけど、こういうの慣れてるのかな?
…というか、慣れちゃいけないんだろうけど。
「私、蘇我さんの様子を見に行ってくる」
「おう。俺は部屋でしばらく寝るかな。正直、昨日はマサ達とものまね大会で盛り上がって、あんま寝てなくて」
「あはは。拓、先生のものまねとか得意だもんね」
「さすがにバスでも寝ずにしゃべり続けてたから疲れたな〜」
やっぱり拓にも疲れが来てたんだね。
私が見る限り、ずっとハイテンションだったから、疲れないのかなーなんて思ってたんだけど。。。
私は拓と別れて、まだ少ししびれが残る足をゆっくりと動かしながら、蘇我さんの所に向かった。
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