夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
会社に着き、車を降りた瞬間、

どこから現れたのか、

夢斗が私の前に立っていた。



「これは、あなたが大事にしていたものです」


「・・・」


手渡されたのは、

あの懐中時計・・・


私は、夢斗を見つめた。



「きっと、あなたを守ってくれますから」


そう言って、会社の中に戻って行った。

・・・

その間、聖夜は何も言わず、

私たちの様子をただ見つめていた。


「終わったようですね。中に入りますよ」

見届けた聖夜は、私を連れて、

最上階へ向かった。
< 104 / 235 >

この作品をシェア

pagetop