夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
私は何事もなかったように、

中に入ると、

書類を渡して、秘書室に戻った。


「・・・聖夜」


「気持ちいいものですね」


「・・・」


「夢斗に向かって、聖夜のモノです。

そう言ってもらえて、

私はいつ死んでも、かまわないくらいです」


そう言って微笑んだ聖夜。


「だって、そうだもの」


二人きりの秘書室・・・

私は、聖夜の抱きついた。


・・・

私の行動も、言葉も、

ガラス越しに見ているようだった。


「・・・聖夜は、死なないの?」

私の口から、出た言葉。
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