夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
「・・・夢斗」



「少しの間、この空間の時間を止めました」



「え?そんなことできるの?」



「ほんの少しの間です・・・

誰にも、邪魔はできません」




「…夢斗、私を元に戻して」


私の言葉に、驚いている夢斗。


「聖夜が薬を飲ませたと・・・」



「まだ完全に侵されていない・・・

夢斗を忘れてしまう前に・・・」


頬を涙が伝った。

・・・

私が愛しているのは、夢斗だけ。

聖夜の花嫁なんて、

絶対イヤ。
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