夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
目を開けると、

聖夜を抱きかかえた夢斗の姿があった。


私はその場に走った。



「夢斗・・・聖夜は?」


なんで、こんなことに・・・


聖夜の姿が、どんどん薄くなっていた。



「人間の世界で、魔法を使うのは、

タブーのはず。それなのに」


「夢斗、知っていたのか…」


聖夜が力なく笑った。


「何で使った?」


「夢帆を死なせたくなかった」


私の目から涙が溢れた。
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