夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
「「王子」」

私と先生の声が、ハモッた。


首をかしげる夢斗。



「何でもありません。では、夢帆様

私はこれで…」


先生は、慌ててその場を逃げるように、

いなくなった。


「どうしたんですか?あんなに慌てて」


「さぁ・・・

それより、用事は済んだんですか?」


私の言葉に、微笑んだ夢斗。


「明日ですね、継承式」


「ちゃんと、見届けるから」

夢斗は、私を引き寄せると、

微笑んだ。


「無理はしないでくださいね?」


「うん」
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