夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
「この世界の子供は、

1年のうちに、2歳分

大きくなる。

それが20歳まで続くから、

10年あれば、もう、立派な大人」



「そうなの?」



「だから、

小さい期間が短い分、

たくさん愛情を注いでやりたいんだ」



「夢斗の溺愛は、

そのせいだったの?」



「そうなるかな?

でも、私が一番愛してるのは、

夢帆、君だけですよ。

夢乃は、夢帆の分身

みたいなものですから・・・

だから、ヤキモチを妬かず、

今しばらく、辛抱してくださいね?」


「だ、誰が

ヤキモチ妬いたって?」

私は顔を真っ赤にした。
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