夢の案内人~魔法使いの君と~【おまけ完成】
「夢斗の思い過ごしよ。

もし仮に、北斗君が私に

恋愛感情があっても、

私には一人だけ・・・

そうでしょう?」

・・・

「それは十分わかってますよ。

でも、魔法にかけられると、

聖夜の時のように、

心を奪われてしまいかねない」

・・・

そう言って心配そうに、

私を見つめた夢斗。


「心配してくれてありがとう。

大丈夫。

ちゃんと気を付けるから」

・・・

そう言って私は

目一杯の笑顔を見せた。

・・・

その夜、

私は目が覚めて、

何だか寝付けなくなって、

外の風に当たろうと、

部屋を出た。
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